〜 スーパーカー新聞   〜

2010年 9月 4日  〜 夏とカキ氷 〜

皆さん今日は。
私は大阪の下町のなかでもナンバーワンくらいの下町、西成区の
天下茶屋で生まれ育ちましたが、その頃の夏と言えば、垣根にはった朝顔、
近所の駄菓子屋で買う、アイスキャンデー、そしてお祭り、毎朝6時のラジオ体操
と、今思えば楽しい記憶しかありません。
近所の大人たちは 男は殆どがステテコにランニング、女はハワイのムームーみたいのを着ていました。
しかも私の母方のおばあちゃんが、近所で冬はお好み焼きや、夏は
カキ氷屋をやっていましたので、夏になるとばあちゃんの眼を盗んでは 自分でカキ氷の機械を回し
もちろん、手動です、しかも四角い氷は専門の製氷店があり、そこからリヤカーで配達されるわけです。
当時は、まだ電気冷蔵庫があまり普及していず、氷も保冷庫で一般の家庭でも保存していたように思います。
その夏の風物の味わいがいっぱいの、カキ氷に
みぞれやレモン、イチゴなどのシロップをかけては食べていました。
今のように、コンビニもなければ、それがあたりまえなわけで、別に不便とは感じなかったのは
なぜでしょう。

今の世の中のようにあまりにも、なんでも何時でも手に入り、どこへ行くのでも
彼の地の地図はもとより、到着時間、先方の天気 などそれが海外であっても情報が簡単に手に入る、
すると殆ど自分で考える、調べる つまり頭を使うことはありません。
これからも情報の進化は留まる事はありえないと思いますが、それが果たして人々の生活の原点に何を与えて
何を奪っているのか、そろそろ考え始める時が来ています。

ちなみに私は カキ氷のシロップは大阪で言う、みぞれ、関東でいう すい が好きでした。

さて、今日は512BBの キャブ仕様、走行わずか 11、500キロのご紹介です。



この車はイタリアのモデナにあります、いつも良く行くかなり大きいガレージショップにあります。



ここのところの円高を活かすには最適です。



1978年として32年間お疲れのシート。座面のウレタンはもう一度新しい
ものを入れたほうが良いでしょう。









価格は 045−663−4660 古谷まで問い合わせ。
来週は先日お話した ミウラを見るためにLAに行く予定です。