〜 スーパーカー新聞   〜

2010年8月31日  〜 ラグナセカ サーキット (その1) 〜

皆さん今日は。
今日は、リクエストにお答えして今年のモントレィウイークをもう一度
おさらいしてみたいと思います。
まず、一番はラグナセカです。
このモントレィの町のはずれの、小高い山の上にあるサーキットは全米でも珍しいアップダウンがある
地形を生かした面白いレイアウトのサーキットです。
なかでも、山を駆け上がって頂上から一気に下る、有名なコークスクリューとなずけられた
コーナーは見ていてドライバーの度胸が見える面白い場所です。
しかも山の上からいったん左に90度ターンしながら下り降り
すぐに右ターン、左ターンと、コーク(コカコーラ)のスクリューボトル(キャップ)を
閉めたり、開けたりする動作に似ていることから、コークスクリューと名づけられています。

全長は3キロほどとショートコースですが、バイクレース、
たまにNARTのでかいレースカーを使ってのレースなどと幅ひろく使われています。
でもやはり一番の人気は、毎年8月に行われる このモントレィヒストリックカーレースです。
全米から集まる、1950〜60年代のありとあらゆるレースカーはそれぞれ
かなりなレースコンデションで、ただの草レース感覚ではありません。

それはアメリカ人がとにかく車をつかった 競争、レースが大好きだからで
それにかける熱意は我々日本人で言えば、夏のお祭りのようです。
とにかく、その観客も出ているドライバーもメカも ほとんどが40代以上の年齢、
日本のレースのような、チャラチャラした感じはみじんもありません。

また大金持ちは惜しげもなく自分の自慢のコレクションから
250GTOや250LMなど 数億する車を持参し、それを本気で走らせます。
そこがこのイベントで最大に面白いところです。
皆さんも、250LMや、250テスタロッサがメインストレートをエンジン全開で走り抜けるときのサウンドを
想像してみてください。
それを聞くだけでも行く価値があると言うものです。
このレースは木曜日から始まり、金曜日がプラクティス、予選、
土曜、日曜がそれぞれのクラスごとに分かれたレースとなります。

私はちなみに昼の休みに食べる、タイのバーベキューみたいなランチが好きです。

ここが最終コーナーです。かなりきついカーブになっています。
このサーキットは抜ける場所がほとんど無く、唯一ここでインをついて抜けるかという場所です。
手前には救急車やレッカー車が待機します。


これがメインスタンドです。後ろに見えるのがパドックです。ここが唯一のストレートになりますが
長さは300メートルくらいです。



戦前のアルファのレーシングカーです。
エンツォがアルファと共にレースをやっていたころの車です。
それでプランシングのステッカーが張られるわけです。



ここでの主役の一人は、このコブラです。とにかくアメリカ人はこのコブラ、特にこの427が大好きです。
本物は5000〜6000万以上します。




かと思うと、このモーガンスリーホイラーみたいな 可愛い?車も走ります。
かなりカテゴリーが詳しく分けられているためです。




続きは明日。