〜 ポートメッセ名古屋 ノスタルジックカーショー 2010年6月12日〜13日 〜


 名古屋のノスタルジックカーショーに参加していました。
今回も多数の方からお声をかけていただき、毎回生の意見を聞くことが出来て本当に有意義だと思います。

その中で気になった方の言葉をひとつご紹介いたします。
この人は地元名古屋の大企業 というより日本を代表する会社である 
トヨタ自動車の社員の方です。
年令は43歳?聞き忘れましたが大体それくらいでしょう。

その人は技術職でミッションの開発などを手がけている中堅管理職です。
当然、部下もおります。
社内では時々アンケートを取るそうで
曰く どんな車が好きか? どんな車を持ちたいか等、、、

その答えは大半が ワンボックス、あるいはミニバン、、、、

確かに私も子供の頃、身近な車と言えば 近所を走っている
トヨタのコロナであり、日産のブルーバードでした。
外車なんてまずお眼にかかれないころです。

たまにシボレーのベルエアーという アメリカ車のかっこいい車が見れると
走ってついていきました。

このHPの読者である皆さんであれば、ランボルギーニでありフェラーリであり
子供の頃の夢の対象、憧れの車 が
現実にこの日本の道路を走っている、
どこかに行けばそれが見れる、、、

そういう子供の夢であったのが いわゆるスーパーカーであったと思います。

ところが2010年の現代。
若者にとって車は単なる移動の手段。
であれば 形はともかく多人数が乗れて 快適であれば良い。
そういう方向に行くでしょう。

スポーツカー? 特にフェラーリ? ランボルギーニ?
そんなのITかなんかで儲けた金持ちのステータスで乗っている、あるいは
見せびらかす為に持っているんだろう、、、

そんな意見が今の20〜30代の若者?の意見のように思います。

ましてや 40年も前のビンテージスポーツカー?
そんなの見たことも無いし、関心も無い
多分クーラーも無いだろうし、壊れて走るのか?
もの好きな人が持ってる車
そんなイメージだと思います。

つまりこのまま行けば日本での 旧車 英語で言えばビンテージカーの
文化は滅びるんじゃないか? そんな気がします。

そこで私はこういう提案をしたいと思います。
公共の場で多くの人の目に触れる場所に
スペースを設けて ディノ1台でも良いから展示をしてはどうかと。

まずは見て、興味を持つ事から感心は生まれます。
そういう意味で、今回のイベントも私は非常に有意義なものだと思います。

できれば小さな規模でも地方都市を廻りたいですよね。
やはり一番人気は ミウラとカンタック。
フェラーリは2番手。
人間、非日常、あるいはアバンギャルド に惹かれるのか。







もう何度も積み込み、降ろしをやっているので
慣れてはいるが、特に上の部分へあげるのが難しい。
大切な車であるから当然だが 全部私が積みあげをする。



こうやって並んで撮ると判るんだけれどスカイラインもイマイチ地味なんだよね。
それが日本人の感性といえばそうなんだけど。



こういうイベントに行くと、車よりもこのようなお店のほうが楽しかったりする。
下のも全部 車やオートバイのパーツから作った ワンオフの商品。
この人が作者  持っている亀は財布の変わり。







しかもその創造性 アイデアが楽しい




これも全部ミニカー 子供の頃欲しい車があってもこずかいが足りなくて我慢した人も
大人になっても選ぶ楽しさは変わらないか。



こちらで売っているのは 昔の車のカタログや書籍。





この方は エアーブラシの実演をやってくれた。
今度、ミウラ、BBなど作品を作ってくれるそう。
というより彼のほうから作りたいからと撮影を頼まれたから快諾した。
私のモチーフは イタリヤの旧い寺院をバックに石畳に真横に置いたミウラ。
これで作ってくれるそうだ。
勿論、このHPで希望作品の受付、問い合わせも受ける。



確かに上手だよね。


これは試作品の ランボルギーニの テーブル。
山梨の方なので 復元カレラの荻原さんも協力したそう。



おなじみの スピードショップF2の長田さん。
もちろん、今回のHP有料化の趣旨を説明して賛同していただいた。



ということは、これらの部品が全部キャステルのHPで通販で買える様になるということだ。





そんなわけでちかじか神戸に行って、在庫の仕分けと写真の撮影をするのだが、
なにしろ1点づつ細かいものだから 大変そう。





でもこんなレアーなものがキャステルのHPで買えれば、それだけでも
価値がある。
長田さんは 1年に何度もマラネロ近辺に買い付けに行き、(たった一人で)
英語もイタリヤ語も喋れずにだ!!!
私も前回マラネロの土産やで彼とばったり出会った。
そんな根性のある人だから私は好き。

何度も来ているのでここのスタッフとも長田さんはお友だちだった。



このときは工場の中の見学をしたとき。2008年の9月だ。



大概の物は手で持ち帰るそう。