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当社が、ディノに次いで、数多く売っているのが、このボクサーである。
幸い、私〔キヤステル社長 鞍)は、1974年の4月に、シーサイドモーターに、入社したため翌年、1975年に
新車で日本に初上陸した、二台の365BBに、真近に触れることができた。
BBの各スペックや、365と512の違いなどは、今まで何度も特集記事などで、述べられてきたので、ここでは
省略し、もっと目立たないような部分、数多く乗ったものしか知り得ない特徴、などを、お教えしよう。
まず、当時何台のBBが、日本に来たかと言う事だが、シーサイドとして輸入した、BBは意外と少ない。
先に述べた、二台の新車、赤と紺メタの二台だが、それ以外は韓国人だが東京で商売をやっていたお客様から
オーダー頂いた、黄色の365を覚えているくらいで、他のは殆ど中古だった。
それには勿論訳があって、販売価格がとても高価だったのだ。
私の初任給が、6万円の時に365BBの新車価格は、1850万円。 物価指数が、今が当時の3倍とすると、
5400万円以上もしたわけだ。
当時はバブルなぞ,有るわけもなく、これだけの車を買える人は、よほどのエンスーで、なおかつ金持ちであった
わけなのだ。
1975年から1980年までの5年間に、365が新車7台、中古が15台ぐらい、512キヤブの新車が5台、中古が
10台ぐらいだったと思う。
■ BBが価値がある理由
BBは必ず評価が上がる。とアメリカのディーラーの奴らもみんな言っていた。
理由は色々あるが、フェラーリ始めてのミッドシップカーそれだけでも価値がある。
是非その本物の良さを当社に訪ねてくれ。
現在 赤の512BBがある。内装はタンと 黒 2台在る。
勿論私のドライビングで大黒PAまでのテストドライブもついて来る。この機会を逃すな!
価値がある理由
フェラーリ始めての12気筒ミッドシップにし、始めチェーン駆動からコックドベルトを採用した。
始めてウエバーの トリプルチョークキャブを使った。
ピニンファリナが始めて本格的な空洞施設を使ってデザイン設計をした。
始めてメーターを アナログからデジタルにした。
とまあ、沢山の新しい試み、変更を行ったのがこのBBだ。
つまりディトナが70年代最後の スタンダードフェラーリとするとBBは全く新しい設計、発想で作られた車。
今日に至る、全てのモデルのいしずえとなった車なわけだ。
どんだけの意味があるか判るよね。365BBがよければ勿論用意するけど、予算が高くつく。
理由はかなりやれてる固体が多くその修復に金がかかる為。
だから 512のキャブがお勧め。
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